セミナー2タイトル


マラソン大会を乗せた人生
濱野恭子原稿の依頼を受けた時、「うえぇぇ?(声にならない)私が?」というのが正直な気持ちでした。と、言うのも今年の5月5日「日刊スポーツ春さわやかマラソン大会(札幌)」という市民マラソン大会でマラソンデビューを果たし、その時の気持ちが忘れられずに北海道内の短いマラソン大会シーズン中、5kmや10kmの15回の大会に出るスケジュールを立て、現在5回目のマラソン大会を終えたところだからです。初心者も初心者、こんな私がマラソンを語って良いのでしょうか?という気持ちになりましたが、皆様の前で話せる機会も何かの縁なので迷った挙句、引き受けることにしたのです。
その前に私のスポーツ歴(趣味歴?)を紹介します。部活経験は美術部と合唱部。陶芸の経験も1年積みました。…とここまで書いて、なんて全然スポーツに縁がないんでしょう!
と言うのも、幼少時代、気管支が弱く「気管支喘息」という病気で月1回必ず保育所を休んで病院のお世話になっていた「虚弱体質」だったからです。小学校に入ってから両親も何かを考えたのか(あるいは考えてなかったのか?)そんな私を地域の「水泳少年団」や「スピードスケート少年団」に入部させます。しかし生来スポーツ経験がなく、病気がちで家にじっとしていたものでしたから、いきなりスポーツ少年団に入れられても何かぱっと出来るわけでもなく、体質はある程度改善されても、むしろ何も出来ない状態で、ひたすら周りと比べられて、劣等感が残るスポーツ経験を重ね、興味を持てないまま社会に出たのですが、設計事務所にお勤めという職業柄、次第に肩凝りと腰痛がひどくなり、近所にスポーツクラブがあったので「併設されている風呂とサウナの会員」のつもりで入会届に判を押したのです。

観光とマラソンを兼ね備えたラベンダー祭り最初は風呂とサウナの会員のつもりでしたが、通って行くうちに、どうもジムやプールやスタジオで楽しそうに運動している会員さんが気になります。なんであんなに楽しそうなんだろう…。と。そして誰から勧められた訳でもなく、初めてのエアロビと水泳とジムの経験を重ねます。そこで自分のペースで運動する楽しさを知りました。座標軸が偏差値のようなものから、自分自身に切り替わるとこんなにスポーツって楽しいんだ!と純粋に感じました。そこでまがりなりにも1年間スポーツの経験を重ねました。
走るキッカケは、通っているスポーツクラブのインストラクターさんから「マラソン大会出てみない?」と勧められたことからでした。まさにヒョウタンから駒と言った気持ちで「ん?ナンで私に勧めるの?」と感じましたが「自分のペースで完走したら、また走りたくなるよ。どんなにペースが乱れても完走したら満足感が残る。その積み重ねで練習も考えるし、記録も延びる。人生と一緒なんだ。だから最初の大会は完走すれば、それで充分。そこから何かが見えるよ。だから気持ちを楽にして参加してみない?」という半ば怪しい宗教のようなアドバイスまで頂いて、「そんなに気軽に始められて魅力のあるスポーツ大会なら、とりあえず1度参加してみよう。」という気持ちでエントリーしたのです。
たった一人のマラソン大会の参加。やっぱり初めての大会は不安でわからないことだらけで、緊張と慣れない環境の中で苦闘の末の完走でした。走っていて苦しい時にどのように判断すればわからないまま走れば、やがてペースは落ちてさらに苦しくなるところが人生と一緒だと感じたくらいです。

初入賞の表彰式それが、記録証を頂いてみると初めての5kmの大会で30分を切ったのです!生来運動オンチと言われ続けてきた私が!です。結果が全てとは思いませんが、単純に嬉しくなってしまい本格的にマラソンを趣味にしようと決心しました。その足でERCに入会届を出して、たっぷりとエネルゲンを頂き、後日掲示板に気軽に顔を出したところ、お話できる仲間(経験の差から師匠です)にも巡り合え、ランナーズを買い、自分の中で意識を高めて大会経験をひとつずつ積んでいる状態です。
一人でも北海道内巡ってマラソン大会に参加し続ける理由の一つに、同じマラソンの友達を増やす楽しみがあるんですよ。もちろん同じ世代で同性だったら他の話もできて楽しいのですが、世代性別超えた友達(仲間)が出来る事は私にとって大きな革命です。職場と家族以外で世代を超えた会話というのが無かったので、マラソンを通じて色々な人と巡り合い会場やメールでお話できるのがとても楽しいです。そんな出会いとふれ合いを大切にひとつひとつ大会の経験を積んで行きたいです。

入賞が縁でレース後優秀者に富良野を観光案内して頂きましたちなみに最近のマラソン大会メモリーは、写真で紹介させて頂いている2001年7月22日に開催された「かみふらの女子ロードレース」という富良野ラベンダー祭りのイベントのひとつとして行なわれるアットホームな大会でした。当日は猛暑を通りすぎて酷暑の中だったのでマラソン大会というよりは我慢大会でした。(笑)そのような状況だったので、逆に走歴の浅い私が5km25分19秒という自己新記録で何故か入賞という信じられない状況に陥り、ナンと人生初めての表彰を受けたのです。そのレースで優勝された方が、初めての同世代の同性のマラソン友達となり、大会終了後富良野を色々と観光案内してくださって、感謝感激!の連続でした。
今年始めたばかりのマラソンなので、「初めて」が多い状況ですが、この気持ちを忘れることなく、これからもひとつひとつ大切に大会経験を積みながらトレーニングに励みたい今日この頃です。